BabyChaosを聴いて育った少年時代を思い出しながら…

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春を通り越え、夏が来たような感じですね。あれ、去年もそうだったかも…。ここ10何年、春が一瞬で終わっているような気がしてなりませんが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

さて、僕は元々音楽が好きで、影響を受けたミュージシャンやバンドは結構多いのですが、その中でも少年時代から今でもずっと聴いているBabyChaosというバンドをご紹介させていただきます。

最近女性ミュージシャンでもBabyChaosっていうのがいますが、その人とは違いますよ。

イギリスのスコットランドはエアーシャーという街(グラスゴーから南西に約80㎞程の所)出身のバンドのBabyChaosは、1994年僕が高校1年生の時にBEAT UKというフジテレビの深夜帯にやっていた番組で知りました。

眠い目をこすりながらBEAT UKを毎週欠かさず見ていました。その当時はNIRVANAのカート・コバーンが亡くなりグランジは終わってしまったのかなと、気持ちが沈んでいたのですが、イギリスにブリットポップってのがあるから聴いてみようとカッコいいバンドがないか探していました。

ブリットポップっていうとBlurやOasisが有名ですよね。ジャージ等ラフな格好で音楽をやっている姿が、面倒くさがりの僕にはマッチしており、カート・コバーンっぽいネルシャツやカーディガンを併用しつつ、メタル系、グラム系、日本だとビジュアル系の人々とは違い、お金をかけず、楽な格好でバンドをやっていました。

そんなある日BEAT UKを見ていると、何かBlurのデーモン・アルバーンみたいなヤツが出ているなと思い、番組でピックアップされたPVを見ていると、パンクとメタルが友達になったような、重めの歪んだのギターサウンドで良い曲だと思い、すぐ様、メモ紙にテレビ画面の左隅に書いてあったBabyChaosというスペルを書きなぐりました。

外見はブリットポップ風の細身の色男がスポーツウェアやジャケットを着て、クネクネしてる感じだったのですが、音がグランジのようにメタル寄りでかつ、歌メロはポップなんですよね。

超大好物なので、BEAT UKを見た後、寝ずに学校に行き、放課後に御茶ノ水のディスクユニオンに行って、探しましたよ。そして見つけましたよ。BabyChaosのファーストアルバムを♪

当時まだ日本で販売されたばかりとの事で、洋盤しかなかったのですが、即買いました。

赤い背景に女性が銃を持っている絵のジャケットで、当時の僕にとってはNIRVANAのNEVERMINDのジャケットまではいきませんが、印象的でしたね。

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ファーストアルバム。現在は中古洋盤のみ…。

日本盤だとボーナストラックが結構入ってるからお得なんですけどね…。

当時BEAT UKで流れていたのはこのPVです。
この曲はキャッチーですがブリットポップの他のバンドとは違いますよね。

グランジ系やイギリスならThe Wildhearts寄りの激しめの音だと当時は思いました。

現在のBabyChaosの重厚なサウンドの片鱗を感じられます。

この後、セカンド(僕が一番聴いたアルバム)を出して僕はしばらくの間、彼らの消息がわからなくなってしまいましたが、一時期ワーナーだったか、レコード会社との契約の問題でバンド名をDeckardと変えてアメリカ・カナダで再活動していました。

確かオリジナルメンバーのドラマーが体調を悪くして抜けて、布袋寅泰とも交流のあるJesus Jonesのドラマーが加入していたと思います。

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1000回以上は聴いたであろうセカンド。捨て曲はないと思う…。

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Deckardに名義変更したんだけど、ポップ寄りになってしまったアルバム。至宝のメロディは健在。聴きやすい。

この頃からボーカルのクリス・ゴードンが打ち込みを使用しだす。Union Of Knivesというエレクトロニックグループの活動もこのアルバムを出した数年後からクリス・ゴードンが始める。

BabyChaosよりUnion Of Knives方が知名度が高いかも…。

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BabyChaosとして2015年に復活。オリジナルメンバーだったドラマーが戻り、セカンドから19年振りのアルバムを出した。

非常にヘビーな音作りでスピードは速くはないが、曲によってはIron Maidenっぽいギターリフも聴ける。

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現在はグラスゴーを中心に活動をしているようです。2020年にはギターのメンバーがもう1人加入し、5人編成になりました。4枚目のアルバムはギターが1人増えた事もあり、音により厚みが出ましたね。

The Wildhearts(以下ワイハ)のジンジャーとかなり交流があり、BabyChaosの再活動を勧めたのが彼だとSNSの情報で知り、ますます好きになりました。

ワイハこそゴリゴリなメタル寄りのメンズに好かれるバンドで、1990年代初頭から活動していましたが、当時流行っていたグランジとブリットポップには割り込んでこなかったけど、イギリスでは今でも人気があるバンドの一つですよね。

10代から好んで聴く音楽があまり変わっていないですが、10代の頃って感受性が強くて、大人になってからの感覚より色濃く、影響を受けたものが忘れられない場合がありますよね。まさにBabyChaosはそれですね。

ただやはり彼らもいい年齢になり、色々苦労しながら、今のスタイルにたどりついたのかなと思っております。今の歳の良さが出ていてカッコいいですね。グラスゴーにいつか行ってみたいな☆

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