大田区ビリヤニ三昧!頭皮も食レポも程よく熱くなるぜ!……雑色Haji編

俺を育てた大田区飯

皆様、いつもこのブログをお読みいただき誠にありがとうございます。

普段は自炊をしており粗食なのですが、時々無性にビリヤニが食べたくなる時があります…。というよりも最近ビリヤニばかり食べております。

今回は大田区は京急線雑色駅近くにあるインド・パキスタン料理Hajiに行った時のことを書こうと思います…とその前に、まずは僕がビリヤニの存在を知った経緯から遡って書かせていただきたいと思います。

23年程前に大田区は大師橋近くにあったパン工場で夜勤アルバイトをしていたのですが、そこで知り合ったインド人のラジャさんから「BiriYani is tasty!」とよく聞かされておりました。

しかし、当時日本ではビリヤニがまだ今のように知られている料理ではなく、日本で食べられるかどうかもわからなかったので、ビリヤニという言葉は覚えていましたが、存在自体をずっと忘れておりました…。

一時期関西に移住し、つい10年程前だったと思うのですが、大阪は高槻の摂津富田にあるインド料理屋でビリヤニという言葉がメニューの一番下に書いてあり、「ラジャさんが言ってたビリヤニってこれか!?」と記憶が蘇り、思わず頼んでみました。

するとそのお店のビリヤニはチキンライスのような、所謂ネパール風と思われるものでした…。味は悪くはないのですが濃い目で、何というか炒めているせいか油が多く、ちょっと胃がもたれるのですよね…。

以前のザイカの記事でも書いたのですが、これはネパール風かもしれませんが、日本風にアレンジされた「焼き飯風ビリヤニ」なのかなと僕は思っております。

インド人のラジャさんは片言の日本語と英語、ジェスチャーで、ビリヤニは油っこくなく、程よい酸味とスパイス(マサラ)の辛味、マトンやチキン等の旨味があり、量が多くても食べられるものだと表現していたので、恐らくこれは違うものなのかなと思いました。

それから大阪は北摂方面のいくつかのインド・ネパール料理屋でビリヤニを頼むと、大概「焼き飯風ビリヤニ」が出てくるのですよね。

何度も言いますが、味は悪くないのですよ。僕の胃袋が弱くなっただけだと思います笑。あとは好みではないですね…汗。

ホルモンや和牛等の脂っこい食べ物を、10年程前から食べられなくなってきているので、仕方がないのかもしれません。

そしてつい3年程前に東京は大田区に戻り、引っ越した先の近くもそうなんですが、大田区に南アジア系の料理屋がやたら増えたなと思って見ていました。

そこでずっと気になっていた店が、3つ前の記事に挙げていたパキスタン料理ザイカなのです。日本ビリヤニ協会が認めている作り方をしていると思われる、ザイカの美味しい炊き込み式のビリヤニを味わったわけです。

しかし、22年来の友達からザイカも美味しいけど、雑色駅前にも美味しいビリヤニが食べられる店があると教えてくれて、教えてくれたその日に行ってみることにしました。

それが雑色にあるインド・パキスタン料理店Haji(ハジ)でございます。だいぶ日にちが経ってしまいましたが、7/27(水)の21:30頃に伺いました。

入店直後はパキスタン系の常連っぽいお客さんが3名おり、現地感満載の内装といい異国情緒の雰囲気を十分に味わえました。


何ともいえないエメラルドグリーンを少し水色に近づけたような色の壁に、象の神様?やインドかパキスタンの風景の写真がたくさん貼ってありました。

周りを見回した後、優しそうだけど、ちょっとイカついお兄さんに迷わずマトンビリヤニとラッシーを頼みました。

22年来の友達であるWakaちゃんから、このHajiという店にオープン当初よく通っていたと聞いていたので、そのイカつい店員さんにWakaちゃんと旦那さんの写真を見せると、笑顔で彼らをよく覚えているよと答えてくれました。

イカついお兄さんの笑顔はプライスレスですね~☆

そのWakaちゃんという友達とは、品川区中延5丁目、荏原町『のり平』という居酒屋の前身である『ジーンズ』という店で共にアルバイトをしておりました。

昔からタイに住みたい(ダジャレではございません汗)と言っていて、現在はその夢が叶いタイに見事移住しました。

彼女は旦那さんとそれまで100か国以上の国を旅していた人で、かなり多くの国の料理を知っているのではないかと思います(バイト先で会った当初はギャルでした笑笑)。

すると、噂のWakaちゃんからビデオ電話がかかってきて、タイミングよく注文したマトンビリヤニがテーブルに置かれました。話ながら食レポをすることに笑。

お互いの近況を少し話した後気を使ってくれて、電話を切りマトンビリヤニを食べ進めました。


右のトマトの下の部分を食べ進めてしまいましたが、盛り付けも綺麗ですね♪

……前日からの雨は止み、思いっきり晴れた後の熱帯夜。

この気候にマッチする繊細なマサラの香りが鼻腔に広がり、軽やかで香り高く、程よく酸味のあるバスマティライス。ああ、至福の時だ………(´▽`)


なんと!熱々のバスマティライスの中でマトンが蒸されているではないか!そりゃあジューシーなわけだよ。しっかりとマサラの旨味が染みてるよ~~~♪

上に乗ったトマトと玉ねぎ、バスマティライスを食べ進めていくのでも十分なんだけど、備えつけのライタというヨーグルトソースに近いヨーグルトサラダをかけて食べてみると、またこれも美味いんだ…。


こちらがライタ。酸味の利いたヨーグルトサラダ。

ボリュームもハンパなく多い!男女2名でちょうどいいくらいの量かと。

僕が一番気に入った点としてはレモンピールが隠し味に使われているということ。この夜も暑かったではありませんか。

暑さの中食べるビリヤニに爽やかさ急激アップのレモンピールちゃん♪

レモンサワーやテキーラばかりの為のレモンじゃないんだよ笑。

レモンってビリヤニの為にあるんだと今回程思い知ったことはない笑。

これは南アジアのハラル料理だが、タイ料理にもちょっと近い部分があるなぁ。

酸味の中の旨味とスパイシーさがそうさせるのかな。

ザイカもかなり美味いけど、後をひく酸味と旨味、レモンピールの隠し味、ライタに入っていたクミンシードを嚙みながらバスマティライスを食べ進めると、また違う南アジアが広がるんだよね。今回に関してはHajiだな。

ビリヤニは元々はムガル帝国の宮廷料理だったと言われているが、この夜はムガル帝国の王族になった気分を味わえたよ。

夜はマトンビリヤニ1280円でラッシーが200円。ランチだとセットで1100円(ドリンク付き)。ザイカのマトンビリヤニはランチ(ドリンク付き)で900円。

多分ライタがない分ザイカは安いが、Hajiのライタは絶対あった方がいい。200円高かろうがこれは美味い。

他にも炊き込み式ビリヤニの名店は大田区にはあるが、正直値が張る。炊き込み式ビリヤニは手間がかかる為、値が張るのは仕方がないと思うが、大田区の南側のこの2店はクオリティも高く安い。

長々と書きましたが、僕の率直な感想でございます。大田区はビリヤニも最高に熱いぜ!!

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