僕の職歴の中でも特に工場勤務は肌に合っているなと思いました。物を作るにはコツコツ粘り強く取り組む姿勢が大切で、何を作るかという企画の段階では閃きも重要になってきます。どちらの感性も自分には備わっていると思いました。
曲作りも似ていると思います。歌詞や曲もいきなり閃いたりはしません。日頃からコツコツギターを弾いたり歌ったりして、人の曲を聴いて研究することによって、ふとアイデアが湧き出てくるものだと感じております。
物を作り終えた後の達成感は格別で、今は訳あって酒を止めましたが、仕事の後のビールはうまかったのを記憶しております。頭と力を使って汗かいてできたものは愛おしさすら感じます。ずっと続けていたかったのですが、勤務先が潰れてしまったり、コストの安い海外に移転したり体調を崩したりして辞めざるを得なくなり、それから職を転々としました。
ですが僕の実家も工場で、もの心ついた時から機械音で目覚め、ニッパーを持って製品を切っていたりしたのでテレビなどで、町工場が頑張っている姿を見ると目頭が熱くなります。手先は決して器用ではありませんが、ひとつの物事に対して粘り強く取り組むことに自信があります。
現状には勿論満足しておりませんが、常に僕にしかできない事を考え最近は行動に移せるようになりました。大阪でライブ慣れしてきたら、地元である東京でも演奏したい気持ちも強く持っています。
今回の写真は僕の地元の羽田から見た工場街です。僕はこういう環境で育ちましたので、温かくそして懐かしく感じます。別にビッグになりたいわけではありませんが、応援してくださっている方から力をもらっており、期待してくれている人もいるので音楽活動のプロセスはもちろん重要ですが、結果も出していきたいと思います。
コメント